「ピアジェの4つの発達段階が覚えられない!」
「感覚運動期、前操作期、具体的操作期、形式的操作期……名前が長すぎる!」
「シェマ・同化・調節・均衡化の違いが分からない!」
そんな人に向けて、この記事では保育士試験で覚えておきたいピアジェの重要ポイントを、できるだけ簡単にまとめます。
ピアジェは、保育士試験の**「保育の心理学」**で押さえておきたい人物の一人です。
特に重要なのは、
- ピアジェ=認知発達
- シェマ
- 同化・調節・均衡化
- 4つの認知発達段階
- 保存の概念
- 自己中心性
- 仮説演繹的思考
です。
最初に、ピアジェの4段階を一気に思い出せる語呂合わせも紹介します。
詳細をそのあと説明していきます、また過去問のひっかけ問題も紹介していきます。
🎯 最初に語呂合わせ!
ピアジェ・シェマ・同化・調節・均衡化


「シェマの獲得、同化、調節、均衡化」がキーワードになりますね。
「ピアジェット、せま(しぇま)!どうか調節きんこうに!」
「ピアジェット、しぇま(せま)!どうか、調節きんこうに」
シェー
→ シェマ
どうか
→ 同化
調節
→ 調節
きんこうに
→ 均衡化
4段階
語呂合わせ】ピアジェの発達段階を楽しく暗記!

完全に、ショウタとナオコがグッときて、ジュンナとジーコがNHKで仮説を発表
登場人物多いね!!
語呂合わせと、完成させる表のイメージ
ピアジェの問題が出てきたら、語呂合わせからこの表を思い出せるようにしておきます。
| 発達段階 | 年齢の目安 | 特徴キーワード | 語呂合わせ対応部分 |
|---|
| 感覚運動期 | 0〜2歳 | 循環反応 | ジュンナ(循) |
| 前操作期(2〜7歳) | 2〜4歳 | 象徴的思考(自己中心性) | ショウタ(象徴) |
| 4〜7歳 | 直感的思考(中心化) | ナオコ(直) |
| 具体的操作期 | 7〜11歳 | 保存の概念、脱中心化 | グッと(具体)+N(中)、H(保存) |
| 形式的操作期 | 11歳〜 | 仮説演繹的思考 | K(仮説) |
ピアジェの語呂合わせ
前半と後半に分けて、暗記するといいですよ!
1.感覚運動期(0〜2歳頃)ー循環反応
2.前操作期(子どもが話し始める頃~7歳頃)
象徴的思考期(2~4歳)ー自己中心性
直感的思考(4~7歳)ー中心化
かん(完)ぜん (全) 、ショウタ(象徴)とナオコ(直)
3.具体的操作期(7歳頃~11歳頃)ー保存の概念、保存の概念、脱中心化
4.形式的操作期(11歳〜 )ー仮説演繹的思考
グッド(具体)きて(形)
ジュンナ(循)とジーコ(象)、がN(中)、H (保存)K(仮説)で仮説を発
「感覚で物は残り、前は自分中心、具体なら保存、形式なら仮説!」
これで、
感覚 → 前 → 具体 → 形式
の順番と、
対象の永続性 → 自己中心性 → 保存 → 仮説
まで一緒に思い出せます。
ピアジェとは?
**ジャン・ピアジェ(Jean Piaget)**は、スイスの心理学者です。
子どもの認知、つまり**「ものごとをどのように理解し、考えるのか」**の発達を研究しました。
ピアジェの理論では、子どもの思考は大人の思考をそのまま小さくしたものではなく、発達にともなって思考の仕方そのものが変化すると考えます。
保育士試験では、
ピアジェ=認知発達
とまず覚えましょう。
ピアジェの重要キーワード
まずは、この5つを覚えてください。
| キーワード | 覚えること |
|---|---|
| ピアジェ | 認知発達 |
| 発生的認識論 | 認識がどのように発達するか |
| シェマ | 認知の枠組み |
| 同化 | 既存のシェマに当てはめる |
| 調節 | シェマを作り変える |
| 均衡化 | 同化と調節を通して認知を発達させる |
特に試験で重要なのが、
シェマ → 同化 → 調節 → 均衡化
です。
シェマって何?
「シェマ」という言葉が一番分かりにくいですよね。
簡単にいうと、
シェマ=ものごとを理解するための「型」や「認知の枠組み」
です。
例えば、子どもが「犬」というものを、
「4本足で、毛があって、ワンワン鳴く動物」
というように理解していくとします。
これが「犬」というシェマのイメージです。
同化と調節の違い
ここは試験で混乱しやすいところです。
同化=今あるシェマに当てはめる
例えば、犬のシェマを持っている子どもが猫を見て、
「ワンワン!」
と言ったとします。
新しく見たものを、すでに持っているシェマに当てはめています。
これが、
同化
です。
調節=シェマを作り変える
「これは犬じゃなくて猫だよ」と経験することで、
犬と猫は違う
と理解していきます。
つまり、今までのシェマを修正します。
これが、
調節
です。
均衡化とは?
同化だけではうまくいかないことがあります。
そこで、子どもは経験に合わせてシェマを調整していきます。
このような同化と調節を通して認知をより発達させていく過程を「均衡化」と考えます。
こども家庭庁の資料でも、
- シェマ=認識の枠組み
- 同化=現在のシェマに基づいて理解する
- 調節=シェマ自体を作り変える
- 均衡化=同化と調節を繰り返しながら認識を発達させる
と整理されています。
語呂合わせで覚えよう!
🧠 ピアジェの4段階「これだけ覚える表」
| 段階 | これだけ覚える |
| 感覚運動期 | 物は見えなくても存在する |
| 前操作期 | 自分中心・保存× |
| 具体的操作期 | 保存○・論理 |
| 形式的操作期 | 抽象・仮説 |
試験直前は、この4行だけ見ればOKです。
保育士試験で狙われる「ひっかけ」
ピアジェは、人物名だけでなくキーワードを入れ替えて出題されることがあります。
保育士試験の正誤問題は国語力が試されている、、、
と思うのは私だけでしょうか、、、
私は脳みそのワークスペースがそれほど大きくないから、
文章の文字に〇をつけながら読み進めていました(こわざ)
ひっかけ①
「保存の概念 が 獲得されていない のは 具体的操作期である」
❌ 間違い
保存の概念は、具体的操作期に獲得される重要な特徴です。
※キーワードに〇をつけるイメージ↑ スペースいれました。
ひっかけ②
「自己中心性は 形式的操作期 の特徴である」
❌ 間違い
自己中心性は、前操作期の重要なキーワードです。
ひっかけ③
「仮説的・抽象的に 考えることが できる のは 形式的操作期である」
⭕ 正しい
ひっかけ④
「目の前から消えた物は 存在しなくなった と考えるのは 対象の永続性が 獲得された状態である」
❌ 間違い
対象の永続性は、
見えなくなっても存在している
と理解することです。
ピアジェの「シェマ」と4段階を混同しない!
ここも重要です。
シェマ・同化・調節・均衡化
→ 認知がどのように発達していくか
4つの発達段階
→ 認知発達がどのような段階をたどるか
つまり、
仕組み=シェマ・同化・調節・均衡化
段階=感覚運動・前操作・具体的操作・形式的操作
と分けて覚えましょう。
【過去問対策】ピアジェはどう出る?
保育士試験では、ピアジェの理論そのものだけでなく、他の心理学者や教育思想家と組み合わせて問われることがあります。
そのため、
人物名+理論+キーワード
の3点セットで覚えるのがおすすめです。
全国保育士養成協議会では、保育士試験の過去問題と正答が公開されています。最新の令和8年前期・地域限定試験についても「保育の心理学」の問題・正答が掲載されています。
過去問を解くときは、単に答えを覚えるのではなく、
「この選択肢のどこがピアジェなのか?」
まで確認しましょう。
ピアジェと他の心理学者を区別しよう
保育士試験では、人物を混同しないことが大切です。
| 人物 | 覚えるキーワード |
| ピアジェ | 認知発達・4段階・シェマ |
| エリクソン | 心理社会的発達・8段階 |
| フロイト | 精神分析・性的発達 |
| ハヴィガースト | 発達課題 |
| ボウルビィ | 愛着・アタッチメント |
まずは、
ピアジェ=認知
を絶対に忘れないようにしましょう。
ピアジェを30秒で暗記!
試験前にこの記事を開いたら、ここだけ確認してください。
ピアジェ=認知発達
シェマ
→ 認知の枠組み
同化
→ 今あるシェマに当てはめる
調節
→ シェマを作り変える
均衡化
→ 同化・調節を通して認知を発達させる
4つの発達段階
感覚運動期
→ 対象の永続性
前操作期
→ 自己中心性・保存×
具体的操作期
→ 保存○・論理
形式的操作期
→ 抽象・仮説
まとめ
保育士試験のピアジェは、全部を丸暗記する必要はありません。
まずは、
⭐ ピアジェ=認知発達
そして、
⭐ シェマ・同化・調節・均衡化
さらに、
⭐ 感覚運動 → 前操作 → 具体的操作 → 形式的操作
を覚えましょう。
最後に特徴をつなげます。
感覚=対象の永続性
前=自己中心性・保存×
具体=保存○・論理
形式=抽象・仮説
ここまで覚えれば、ピアジェの基本的な正誤問題にはかなり対応しやすくなります。
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なども、あわせて学習しておきましょう。
参考資料
- 全国保育士養成協議会「保育士試験 過去問題・正答」
- こども家庭庁「子どもの発達理解の基礎」
- 東京大学 山内研究室「Jean Piaget」
※この記事では、試験対策のためにピアジェの理論を簡略化して説明しています。年齢区分や理論の細部には、研究・資料によって表現の違いがあります。
まとめ
ピアジェは「子どもの思考の質的変化」に注目した心理学者です。保育士試験では、「保存」「操作」「仮説的思考」などのキーワードが頻出なので、語呂合わせでイメージと一緒に覚えておくと効果的です!

