保育所の設備及び運営に関する基準「にゅうじがほふく、ちょういいべ!」

保育原理
児童福祉施設基準5
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保育士試験に一発合格をしたなす子です。今回は保育原理、社会的養護で頻出の、保育園の設備と職員の基準、について暗記方法や勉強方法をお伝えします。

児童福祉施設の設備と職員の基準は、混乱しやすい箇所ですが、社会的養護では必ず1問は児童福祉施設に関する正誤問題が出題されます、一発合格をめざすなら完全に暗記して点数を取りたい出題範囲になります。

児童福祉施設の名前が似てるし、数も多いし何から把握したらわからないという方は、まずは児童福祉施設をカテゴリー化して把握する必要があります。カテゴリー分けをして説明した記事別にありますのでぜひ参考にしてください。

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保育所とは?認定こども園とは?

時代背景としては、特に都市部の待機児童問題の解消するために、2006年認定こども園の制度が開始されました。共働きの家庭の増加に伴い保育園の入園希望者が増え、都市部を中心に全国で約2万人の待機児童が存在する一方で、子供の数は減少、働く夫婦は保育園を希望するため、幼稚園の利用児童が減少傾向にあったことによります。

保育所… 日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設(児童福祉法第39条第1項)

認定こども園…教育・保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設、内閣府の管轄で、都道府県が認可する、認定こども園には4つの種類が存在する。

保育所の設備と運営に関する基準

認定こども園について詳細は別の記事で記載しますが、保育所は厚生労働省の管轄、児童福祉法のもと設備や職員の基準が定められています。

乳児又は満2歳に満たない幼児を入所させる場合

0,1,2歳児の保育を行う場合の設備と職員の基準になります。

設備

保育所は設備のほかに、面積の数値も細かく決まっています。これも語呂合わせで暗記しましょう。

乳児室又はほふく室、調理室、医務室、便所

語呂合わせ《乳児、(が)ほふく、ちょう、い(い)べ》

乳児室…乳児
ほふく室…ほふく室
調理室…ちょう
医務室…い
便所…べ

「にゅうじがほふく、ちょういいべ!」赤ちゃんがハイハイをすることはちょういいべ~と覚えました。

乳児室の面積:乳児又は満2歳未満の幼児1人につき1.65㎡以上
ほふく室の面積:乳児又は満2歳未満の幼児1人につき3.3㎡
語呂合わせ《い、む、こ(ちゃん)、(の)み、み》

乳児室の面積 1.65㎡以上 …いむこちゃん
帆副室の面積3.3㎡…みみ

乳児室とほふく室しかないので、数字のみ語呂合わせで暗記しました。乳児室とほふく室のイメージがないと、どちらの数字?となりそうです。乳児室は赤ちゃんクラスの部屋のイメージ、ほふく室は遊戯室のイメージです。なので面積が広い方がほふく室とイメージできますね

職員

保育士、嘱託医、調理室
語呂合わせ《(みみなし)ほ、い、ち》
保育士…ほ
嘱託医…い
調理室…ち

設備と職員を一つずつご紹介しましたが、色々暗記することがたくさんあるので、私は満二歳未満の保育所の設備と職員の語呂合わせは全て合体させて暗記していました。
「にゅうじがほふく、ちょういいべ、いむこちゃん!みみなしほいち」
いむこちゃんがほふく室であそんでるのを、ちょういいべ!と言っているみみなしほういちさんをイメージして絵で覚えていましたよ。

満2歳以上の幼児を入所させる場合

満2歳から年長児までの子供が通う保育所の設備と職員の基準になります。

設備

保育室または遊戯室、屋外遊戯場、調理室及び便所
語呂合わせ《ちょ(う)っと(T)、ゆうちゃんおそとで保育

調理室…ちょう
便所…T (Toilet)
遊戯室…ゆうちゃん
屋外遊戯室…おそとで
保育…保育

「ちょっと、ゆうちゃんおそとでほいく」とイメージしながら暗記しました。

保育室または遊戯室の面積:満二歳以上の幼児1人につき1.98㎡以上
屋外遊戯場の面積満二歳以:上の幼児1人につき3.3㎡以上

語呂合わせ 《いくや、(の)みみ》
保育室または遊戯室の面接1.98㎡…いくや
屋外遊戯場の面積3.3㎡…みみ

満2歳以上の保育室遊戯室の面積、屋外遊戯場の面積は「いくやくんのみみ」、満2歳未満の保育室とほふく室の面積は「いむこちゃんのみみ」ですよ。覚えやすいですね!

職員

満2歳未満の職員と同じです。

保育士、嘱託医、調理室
語呂合わせ《(みみなし)ほ、い、ち》
保育士…ほ
嘱託医…い
調理室…ち

設備と職員を一気に思い出せるように「ちょっとゆうちゃんおそとでほいく、いくやくんのみみなしほいち!」と、すべての語呂合わせを合体させて一度につぶやくことが出来るようにして暗記していました。満2歳未満と、満2歳以上で数字が入れ替わってしまうこともなくなるので一度につぶやけるようにしておけると一発合格に近づきますよ!

保育士の数の基準

担当する乳幼児の数と、保育士さんの数の基準が定められています。あくまでも最低基準なのでこの基準の数を満たしてそれ以上に保育士さんが配置できていると実際働く保育士さんもお子さんを預ける親御さんも安心ですよね。保育士さんの数については、頻出なので必ず暗記しましょう。

乳児3人につき保育士1人以上
満1歳~満3歳に満たない幼児6人につき保育士1人以上
満3歳~満4歳に満たない幼児20人につき保育士1人以上
満4歳以上の幼児30人につき保育士1人以上

満何歳とか満何歳に満たないとか日本語が難しいだけです。実際の保育園のクラスをイメージして覚えてください!

保育士1人に対して、、、
《赤ちゃん0歳は3人》
《未満児(1歳から3歳)は6人》
《年少さんは20人》
《年中、年長さんは30人》

実際に保育園に預けたことがある方はイメージしやすいかもしれませんが、0歳児から2歳児くらいまでは、学年の年齢でクラス分けをすることはあまりなくて、実際保育園で預かっている子供の成長度合いに合わせてクラス編成が変わります。1歳から3歳ごろは成長度合いの月齢差が大きいためです。なので保育士一人に対して、赤ちゃんを担当する場合は3人、1歳から年少さん前までの未満児さんを担当する場合は6人、年少さんは20人、年中年長さんは30人を見ることが出来ると考えればOKです。

まとめ

「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」は保育士試験では必ず出題される範囲になります。苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、しっかり整理して語呂合わせでも何でも暗記して理解もしておけば必ず正解できます。私は出題頻度が多い少ないなどいろいろな情報がありましたが、どんな細かな点が問題になるかわからないし、社会的養護でも社会福祉でも複数の科目での出題があるので、だったら語呂合わせですべて言えるようにしておこうと思い、暗記しました。

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