保育士試験「子どもの保健」では、子どもの身体発育を評価する指標や曲線が毎年のように出題されます。数字を暗記していれば回答が見つかる問題もありますので、得点し損ねないように確実に暗記していきましょう。
身体発育の評価は試験の鉄板!頻出テーマ4つ
この記事では、頻出の以下身体発育の評価ポイントを語呂合わせやイメージ記憶法で楽しく覚える方法を紹介します!
- カウプ指数(乳幼児の肥満度評価)
- ローレル指数(学童期の肥満度評価)
- 乳幼児身体発育曲線(母子手帳にも掲載)
- スキャモンの発育曲線(器官別の成長パターン)
カウプ指数:乳幼児の肥満度をチェック!
カウプ指数とは、厚生労働省が赤ちゃんの栄養状態や子どもの発育、体格の状態を見るための指数です、なじみがあるのはBMIですよね。BMIと具体的な違いを理解しておきましょう。
カウプ指数とBMIの比較表
項目 | カウプ指数 | BMI(Body Mass Index) |
---|---|---|
対象年齢 | 生後3か月〜5歳の乳幼児 | 小学生以上〜成人 |
計算式 | カウプ指数 = 体重(g) ÷ {身長(cm)の2乗} × 10 | BMI = 体重(kg)÷ 身長(m)の2乗 |
単位の違い | 体重:グラム(g)、身長:センチメートル(cm) | 体重:キログラム(kg)、身長:メートル(m) |
目的 | 乳幼児の栄養状態・肥満度の評価 | 成人・学童の肥満度・健康リスク評価 |
判定基準 | 14以下:やせ気味/15〜17:ふつう/18以上:太り気味 | 18.5未満:やせ型/18.5〜25:標準/25以上:肥満 |
語呂合わせ例 | 「か(体重)÷しん(身長)しん(身長)×10」 | 「体重÷身長÷身長」=シンプルに覚える! |
試験に頻出ポイント:カウプ指数
- 計算式は似ていても、単位が違うので注意!
- カウプ指数は乳幼児専用の評価指標。BMIは学童期以降〜成人に使う。
- 対象年齢:生後3か月〜5歳
- 計算式:カウプ指数 = 体重(g) ÷ {身長(cm)の2乗} × 10
- 判定基準:14以下:やせ気味 15〜17:ふつう 18以上:太り気味
カウプ指数の語呂合わせ

「しんしんかけ10、 わったらカウプくん、いいよで細め、いやいやでぽっちゃり」
カウプって何????ベビーカウプくんにしておこう、、、

体重わる、身長×身長×10をするとカウプくん、いしし(14)の顔のカウプくんは細め、いやいやしてる顔のカウプくんはぽっちゃりちゃん
ローレル指数:学童期の体格評価に使う!
小学生から10代の学童期以降の体格を評価するのに用いられます。
ローレル指数の頻出ポイントまとめ表
項目 | 内容 |
---|---|
用途 | 主に 学童期以降の肥満判定に使われる |
対象年齢 | 6歳以上(カウプは0〜5歳児が対象) |
計算式 | 体重(kg)÷身長(m)3乗×10 |
基準値(目安) | 120〜160前後が標準(具体的な判定は資料により変動) 成長曲線をグラフで表示、単位をパーセンタイル、数値「パーセンタイル値」 |
比較されやすい指標 | カウプ指数(0〜5歳対象) |
保育士試験での出題例 | 「乳児期と学童期で異なる肥満判定に用いる指標」「ローレルの対象年齢」など |
身体発育曲線:母子手帳にも載ってる!
- 内容:年齢ごとの身長・体重の平均値とばらつきを示す曲線
- 特徴:母子健康手帳に掲載され、パーセンタイル値で評価
- 見方のポイント:曲線に沿って成長していればOK
- 3%未満・97%超は医療機関での精密検査が必要な場合も
ローレル指数の語呂合わせ

「しんしんしん×10、ローレル博士、痩せ気味パーセンタイル星人25号、太め75号」
ローレル博士より「わたしは、ドラゴンボール世代」

ローレル指数のローレルは提唱したのがローレルさんって博士だよ、パーセンタイル星人は宇宙から来た!25号と75号がいるよ。
スキャモンの発育曲線:器官別の成長パターン
- 提唱者:スキャモン(Scammon)
- 分類:4つの型に分かれる
試験では「どの器官がどの型に属するか」「発育のピーク時期」などがよく問われます。
スキャモンの発育曲線:頻出ポイントまとめ表
型 | 主な器官・特徴 | 発育のピーク・特徴的時期 | 試験頻出ポイント |
---|---|---|---|
神経型 | 脳・脊髄・視覚器・頭径など | 6歳までに約90%発達 | 「神経型は乳幼児期に急速に発達」 |
リンパ型 | 扁桃・リンパ節など免疫系 | 12歳頃に成人の約2倍に達する | 「リンパ型は一時的に過発達」 |
一般型 | 身長・体重・筋肉・骨・消化器など | 乳児期+思春期に2回成長期 | 「2回の成長期がある」「全身的な器官」 |
生殖型 | 卵巣・精巣・子宮など | 思春期(14歳頃〜)に急成長 | 「最も遅れて発達」「思春期に急激に伸びる」 |
スキャモンの発育曲線 試験で問われやすいポイント
- 「神経型は思春期に発達する」→ ❌(乳幼児期が正解)
- 「リンパ型は12歳頃に成人の2倍」→ ✅
- 「一般型は乳幼児期に伸びてそのまま成人へ」→ ❌(思春期にも成長)
- 「生殖型は15〜16歳で成人と同等」→ ❌(そこから急成長)
語呂合わせ:スキャモンの発育曲線

「シンリンイッパイ青春!」
しん(神)りん(リンパ)いっぱい(一般)青春(生殖)と順番をマスター!

思春期に向けて全ての型がそろっていく様子を、青春の勢いでイメージ!
まとめ
保育士試験では、数値や曲線の意味を理解したうえで、語呂やイメージで記憶するのが合格への近道!
特に「子どもの保健」は暗記量が多いので、語感・図解・ストーリー化が効果的です。ぜひ参考にしてください!
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