「こどもの保健」頻出テーマ!発達段階と身体の仕組みをマスターしよう!保育士試験語呂合わせ

保育の心理学

こどもの保健の科目は、昔は小児保健という科目でしたが、「子どもの保健」に変わり、精神保健も含まれるようになりました。そして出題範囲が広いんです、子育てしているママは、リアルタイムの子供の病気や予防接種の内容も含まれているため、とっつきやすい内容ではないかなと思います。

この記事でわかること

  • 「こどもの保健」の試験範囲の中でも頻出の「発達段階」と「身体の仕組み」について
  • よく出るポイントと語呂合わせでの覚え方
  • 過去問の傾向と対策

発達段階は“発達課題”とリンクして覚える!

「発達段階」は、「発達課題」と密接に関連しています。発達段階とは、子どもが成長する過程で経験する様々な段階を指し、各段階で達成すべき課題を「発達課題」と呼びます

試験で問われやすいポイント

  • 発達の順序:首すわり → 寝返り → 座位保持 → つかまり立ち → 伝い歩き → 一人歩き
  • 発達の方向性:「頭部から足へ」「中心から末端へ」など
  • 粗大運動 vs 微細運動の違いもセットで問われることが多いです

運動発達の順番(粗大運動)

赤ちゃんの運動発達には一定の順序があります。試験でもよく「○○ができるのはいつ?」と問われます。

発達の順番月齢の目安内容
首すわり3~4か月自分の頭を支えられる
寝返り4~5か月仰向けからうつ伏せへ
おすわり6~8か月自分で座れる
ハイハイ8~9か月腕と足で移動
つかまり立ち9~10か月支えを持って立つ

語呂合わせで覚えよう!「首ねっこハイツ」

けど、テキストとしてはこのような流れで発達することになっています。一応順番を暗記しておきましょう。

「首ねっこ座ハイツ」

猫の首根っこをもっている赤ちゃんがいるハイツをイメージしていました。

実際の育児ではこの通りではない!!!(多くの母の大弁)
首(首すわり)ねっこ(寝返り)座(すわる)ハイ(ハイハイ)ツ(つかまり立ち)
の順番だよ

過去問例:令和3年度(2021年) 保育の心理学

実際に順番を問う問題が出されています。「首ねっこハイツ」をしっていれば、はい得点!

問題文(一部抜粋)

次の文は、乳児期の運動発達について述べたものである。適切なものを選びなさい。
ア:首がすわる → 寝返り → 座る → 立つ → 歩く
イ:寝返り → 首がすわる → 座る → 歩く → 立つ
ウ:座る → 首がすわる → 寝返り → 立つ → 歩く
エ:首がすわる → 座る → 寝返り → 歩く → 立つ

正解:ア
→ 発達の順序が正しく並んでいる選択肢が問われています。


過去問の例(平成27年 保育の心理学)

「運動発達は、全身の移動運動や姿勢に関わる(A)と、手指操作に関わる(B)に分けられる…」
→ Aに入る語句として**「粗大運動」**が正解

発達課題とは?

エリクソンの理論をベースに、乳幼児期の発達課題も頻出の範囲です。
ピアジェの認知発達理論(感覚運動期〜形式的操作期)
エリクソンの心理社会的発達理論(信頼 vs 不信 など)

乳児期(0~1歳):基本的信頼感 vs 不信感

  • 養育者との関係を通じて「世界は安全だ」と感じるかどうかが鍵
  • 抱っこ・授乳・スキンシップなどの愛着形成が重要
  • 信頼感が育つと、他者との関係を築く土台になる

試験ポイント:「基本的信頼感」が育たないと、不信感が強まり、対人関係に不安を抱えやすくなる。

幼児前期(1~3歳):自律性 vs 恥・疑惑

  • トイレトレーニングや着替えなど「自分でやりたい!」が芽生える時期
  • 成功体験が「自律性」を育てる
  • 失敗ばかりで叱られると「恥ずかしい」「疑われている」と感じやすい

試験ポイント:この時期の支援は「見守りと励まし」が基本。過干渉や否定は恥・疑惑を強める。

幼児後期(3~6歳):自主性 vs 罪悪感

  • 「やってみたい!」という積極性が高まる時期
  • 自分で考え、行動する力=自主性が育つ
  • 失敗や叱責が続くと「悪いことをした」と感じ、罪悪感を抱きやすい

試験ポイント:挑戦を応援する環境づくりが大切。自主性を育てるには、失敗も成長の一部と捉える支援が必要。

発達課題をイメージで覚えよう!

0~1歳:「おひざの世界=安心基地」

  • 赤ちゃんが抱っこされ、優しく声をかけられる
  • 目に見えるもの全てが「信じられる世界」に感じられる
  • 基本的信頼感

1~3歳:「できるもん!チャレンジ期」

  • トイレに1人で行こうとする
  • ボタンを自分で留めたくて時間がかかっても負けない
  • 自律性 vs 恥・疑惑

3~6歳:「ごっこあそびの王様」

  • 「お店やさんごっこ」「ヒーローになる」など、創造的な遊びで自分を表現
  • 失敗しても「次はこうしてみよう!」と挑戦できる
  • 自主性 vs 罪悪感
年齢キーワード語呂/イメージ覚え方のヒント
0~1歳基本的信頼感 vs 不信感「しんじる おひざの世界」抱っこや授乳=安心基地
1~3歳自律性 vs 恥・疑惑「じりつ!できるもん期」トイレ・着替えチャレンジ
3~6歳自主性 vs 罪悪感「じしゅ!ごっこ王国」遊びながら創造的に挑戦する姿

まとめ

覚えるには語呂やイメージ化が最強です!小さな子供を思い浮かべながら、勉強していくとかなり記憶に残る範囲ではないでしょうか、日本語が独特だったりするので用語だけはしっかり理解できていれば得点が取れる範囲になります。

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