なす家長男、なす太の食物アレルギー結果の数値を詳しくご紹介していきます。食物アレルギーの数値はあくまでも目安で、数値と症状の強さは関係がないので、実際、食物アレルギー持ちのお子さんがいる親同士でも、子供のアレルギー数値を紹介しあう機会はほとんどありませんが、やはり気になるのが親心ですよね。ご参考にしかなりませんが、なす太のアレルギー治療を始める前の1歳から4歳までの食物アレルギー検査結果をご紹介します。
食物アレルギーの検査
血液検査 RASTとView39
の記事にあるように、血液を採取して「抗原特異的IgE 抗体」を調べます。

血液検査で分かるアレルギー項目は何?

何らかのアレルギー症状が有り、お医者さんが必要と判断された場合は、
血液検査を受けることになるよ。

特定の項目を検査する、RAST(特異的IgE抗体検査)と、
View 39というたくさんの項目を調べる方法があるよ。
View39
以下の項目を一度に調べることができます。
室内塵 | ハウスダスト、ヤケヒョウヒダニ |
樹木 | スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ |
イネ科 | カモガヤ、オオアワガエリ |
キク科 | ブタクサ、ヨモギ |
真菌(カビ) | アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ、マラセチア |
動物 | ネコ(フケ)、イヌ(フケ) |
昆虫 | ゴキブリ、ガ |
その他 | ラテックス |
卵 | 卵白、オボムコイド |
牛乳 | ミルク |
小麦 | 小麦(実) |
豆・穀・種実類 | 大豆、米、ソバ、ピーナッツ、ゴマ |
甲殻類 | エビ、カニ |
果物 | リンゴ、キウイ、バナナ |
魚・肉類 | サバ、サケ、マグロ、牛肉、鶏肉 豚肉 |
RAST(特異的IgE抗体検査)
健康保険上、1度の検査で13項目まで測ることができます。
費用はどのくらい?
健康保険適用であれば、3割負担となりどちらも5000円程度で受けることが出来ます。
1歳から4歳までの血液検査結果を掲載
はじめての血液検査1歳

2歳の血液検査結果

1歳に比べ、数値が上がりました。

だいたい、小さいうちは数値が上がることが多いよ。
ざっくりとした説明でしたね。

鶏卵については完全除去で、また来年血液検査して数値が下がれば、
ソーセージなんかの加工品から試しましょう。
卵ボーロ5粒は食べれた経験もあり、コンタミネーションで発症したことは無かったので、完全除去といいつつも、それほど神経質にはせず、外食先のおイモの天ぷらは、てんぷらの衣をはがして中身だけ食べたりしていました。
3歳の血液検査結果、猫アレルギー発症

猫アレルギーで、アナフィラキシーを起こしたころの結果です。3歳ごろ猫アレルギーが発症しました。卵白については計測値が振り切れています。これは鶏卵を完全除去していたこともあり、より強く数値が出ています。
4歳の血液検査結果、喘息症状が一番ひどかった時
このころ、喘息が非常につらい時期でした。年少から年長のころは、小児喘息が酷い子が多い時期のようです。このころ、引っ越しをしました。そこで、アレルギー専門の小児科へ通い始めます。なす太の今までの経緯と血液検査結果から、喘息治療を本格的に行うことになりました。

3歳のころとは数値はそれほど変化は無し。卵白については数値は振り切れたまま。
年齢によってアレルギーを起こしやすい食物に変化がある
0~2歳
卵、乳製品が全体の5~7割を占めます。次いで、小麦、ソバ、魚卵など。
3~6歳
卵、乳製品が全体の4~5割を占めます。次に、エビやカニといった甲殻類、小麦、ソバ、魚卵、ピーナッツなど。
7歳以上
甲殻類が2割弱、果物は1割強、卵、小麦は1割程度、次に、ソバや魚などが挙げられます。
食物アレルギーの年齢の変化
年齢分布
年齢 | 発症件数 |
0歳代 | 約1000例 |
1歳代 | 約600例 |
2歳代 | 約300例 |
3歳代 | 約190例 |
4歳代 | 約170例 |
5歳代 | 約160例 |
6歳代 | 約100例 |
上記のように、就学年齢になるころには食物アレルギーがあっても、食べられるようになる子が多いことがわかります。
ほとんどの場合、自然に治ることが多い?
鶏卵、牛乳、小麦、大豆は自然耐性獲得率が高いと考えられているが、各種調査報告により結果のばらつきが大きい
食物アレルギー診断ガイドライン2016より
データを見る限りでも、発症件数としても年齢が上がるにつれて、低くなります。なので、最初にかかった病院の先生がそうだったように、赤ちゃんのうちに小麦、乳、鶏卵、大豆のアレルギーがわかったとしても、過度に神経質にならず自然に治ることが多い。というのはあながち間違いではないようです。
まとめ
アレルギー検査の結果を他人同士、見比べることってなかなか無いと思うので参考にご紹介しました。数値とアレルギー症状は一致しないという事が重要です。わが家のなす太は現在10歳になりましたが、現在までアレルギー検査の1~6クラスまでの評価、IgE抗体の数値もそれほど大きな変化はありませんが、毎日卵を摂取することで症状は出なくなってきています!また治療の道のりは別の記事で紹介していきます。
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